好きな物に(たくさん)囲まれて幸せ?

家と猫と旅

昨日、子供部屋の断捨離について書きましたが、そもそも、ウチの家族は全員、程度の差こそあれ、何かしらの収集癖があります。

私も昔は、百均ショップやステキな雑貨屋さんで、(安価な)カワイイものを見つけては胸を踊らせ、我が家に迎え入れていました。たくさんの好きな物に囲まれて幸せ~💖と。おかげで、私はかなり物持ちが良く、種々雑多な小物たちに加え、10年どころか20年前の服(なんと、死蔵品でなく現役のもありました😅)や、「今は使わないけど、いつか使う(かもしれない)」小道具まで、充実した品揃えとなりました。

転機は、2年前のお引っ越し。小ぶりな家を建てることになり(信条で小ぶりなのではなく、予算の関係上で…)、家の間取りや収納術についてネットや本で調べる内に、聞きかじったことのある断捨離についても学ぶことに。

この当時は、家にあるのは全て必要なもので、自分が不要なものを持っているとは考えたこともなかったので、「断捨離いらな~い😎」な感覚でした。でも、断捨離を知れば知るほど、何だか思い当たります。

いくら部屋を片付けたつもりでも、物があふれ返って、何だか雑然としてる。好きなものでいっぱいのはずの家が、何だか落ち着かない。

あれ?これって、いわゆる汚部屋じゃない?いつからこんなになったんだろう…?

ふと、自分が「捨てられない」側の一人である事実に気付いたのです。

そして、賃貸から新居へ引っ越す際、必要に迫られたこともあり(新居の方がスペース狭い&引っ越し代を削減したい)、ついに「ときめくか否か」方式で選別を実行‼️引っ越し前に1/3を捨て、新居に移ってからも少しずつ整理し、以前の半分ほどに荷物を減らしました。それでもまだ物が多く、これからも整理が必要ではありますが(どんだけあったのさ😓)、かなりスッキリ✨

今は、厳選した本っっ当に大好きな絵や雑貨だけを、目の届く場所に飾り、「いいな」と毎日眺めてはうっとり…💕

そして、初めて感じました。昔は、「そこそこお気に入り」なモノが大量に積み上げられ、「とっても大好き」なモノは埋もれてしまい、存在すら忘れ去られていた、と。物が多いことは、豊かどころか、とても貧しい、もったいないことだ、と。

断捨離の大切さを本当に悟ったのは、実行後だったのです。

こうして、私は40後半になってようやく気付いたのですが、息子にはもっと早い段階で、物が多いことが幸せとは限らない、との片鱗にでも気付いてくれたらいいなと思っています。

そして、私が小学校入学時には「友達100人できるかな♬」なんて歌っていましたが、息子には、数少なくとも大切な友達を作ってほしいなと願っています。

タイトルとURLをコピーしました