コロナ後遺症と退職

今日、人事との退職面談がありました。

昨年の夏コロナに罹患し、11月からは後遺症のため本業の会社を休職、会社からは「3月中に復職するか、できなければ退職」との宣告。復職か退職かの最終判断は、来週の産業医面談にされる予定でした。

人事の最後通告

ところが、今週になって人事部からメールがあり、「現時点で、復職可能との診断書が出ていないため、今週中に退職面談する」と。

え、え?早くない??突然じゃない???

クビの覚悟はある程度していたはずなのに、気が動転。昨日、慌てて主治医のところに「今の体調で復職できますか!?」と転がり込みました。

診断書を求める私に、医師は、落ち着いた口調で問いかけました。

「復帰が整うには、三つの条件があります。」

復帰が整うための三つの条件

  1. 朝夜の睡眠リズムが整っている
  2. 日中8時間の活動を、連続した日数できる
  3. 仕事への復帰意欲がある

先生曰く、私の場合…

  1. クリア。
  2. 活動できている時間が途切れとぎれなので、まだです。
  3. 「退職を目前にして焦っている状況」で感じているものは、『復帰意欲』ではないかもしれません。

つまり、確実にクリアしているのは一つだけなんです。この状態で焦って無理に復帰しても、最初の一週間は頑張れても、翌週には後遺症が悪化するかもしれません。かえって社会復帰への時間がかかることになるかもしれないので、病院としては勧められません。

そう言われ、自分でもどうしたいのか分からずにいた気持ちが、ストンと腑に落ちました。

戻るなんて無理とずっと思っていたはずが、いざ退職となったら急に戻りたい!戻れる!と慌てて。そんなのは、復帰意欲じゃないんだ。無理なものは無理なんだ。まるで、別れるつもりだった男に、先に別れを切り出された途端、追いすがってるみたい💔

「もう終わり」と気付いたら、憑き物が落ちたようにスッキリしました。気持ちが揺れる日は、また巡ってくるかもしれないけど。

昨夜は、おかげでゆっくり眠れました。一方、夫は寝込んでしまいましたが😂

人事面談の後に待ち受けていたもの

スパッとあきらめが…みたくカッコつけましたが、実は、今日の人事面談では、最後の最後まで悪あがきをしてきました。「退職期限を延ばしてください」って😅。でも、あえなく撃沈⤵︎

トボトボ退却し、近しい同僚のところへ、退職決定の報告にいきました。すると、周囲にいた、久々に会う同僚の方々からも、温かく声をかけられ、心配していただきました。

コロナにかかって、突然ずぅーーっと出勤できなくなって、迷惑かけまくって、そのくせ、気まずさから連絡もロクにしないでいた、大勢の人達から、心を救ってもらいました。

会社を離れても、仲間は離しちゃいけない。

15年勤めた会社をあっけなく去ることとなった寂しさで、目元には涙が滲みましたが、家路に向かう足は、少しだけ軽くなっていました。

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