先日、息子から「歯の妖精」の話が出た時、母は何となく「存在する」体で進めましたが、最後には歯を置くのを拒否したおかげで(?)、本当に存在するか否かは決着がつかずに済みました。
そして、歯の妖精より遥かに大きな命題として我が家に存在する、「サンタクロースはいるのか」。息子は、「本当にいる?」と疑問系で問いかけながらも、「本当にいる!」と信念があるようで、それに対し、両親は「どうなんだろね~」ともんやり濁し続けています。
私が子供の頃、実家はオモチャ屋さんだったことから、クリスマス前になると大人達がこぞってプレゼントを買いに押し寄せ、「お店の名前が入っていないラッピングにして」と要望するのを見ていました。なので、我が家では「サンタさん来るかな~?」なんてメルヘンは演じられることなく、プレゼントは「今年は予算◯千円まで」と決められ、自分で店内から選ぶ制度でした(金額は年齢に応じて上昇。但し、その年の売れ筋商品は選択不可😭)。そのため、幸か不幸か、サンタを信じた時期は(私の記憶の限り)一度もありません。「それ淋しくない?」と聞かれたこともありますが、元々信じたことがないので、特にないです。むしろ、「サンタがいないと知ってショックだった」という人様の昔話を聞くと、「気の毒に」くらいに思っていました。
ちなみに夫は、息子と同じ年頃には、真実に薄々と勘づいていたものの、親に気を遣って信じているフリをしていたのですが、近所の子供同士が「お前まだサンタ信じてんのかよ」とからかったり、言われて泣いたりしているのを目撃し、夫は「あぁ、やっぱりそうなんだ…」と、覚悟はしていたけれど、現実を改めて突き付けられてショックだったそうです。子供らしい😙
それでも、夫としては「サンタがいるのはいいこと」というスタンスですし、かく言う私も「子供らしい夢を見るのもいいかな」という想いも片足分あり、夫婦の間で「我が家にサンタは来るのか?」は明確に決まらないまま、何となくクリスマス・イヴにはこっそりツリー下にプレゼントを置き、翌朝は一緒に驚いて…の茶番を繰り返し、今に至っています(あれ?こうして書いてると、私ハッキリ「サンタはいる」に寄せてますよね⁉️)。
息子は次第に「どこから家に入るの?」と現実的な疑問を感じ始めていますが、まだ色々な矛盾点を自分でクリアにできない年齢なので、のらりくらりかわしています。
これ、矛盾に気付く年齢=サンタ論争に終止符が打たれる年齢、なのでしょうね。こんな論争も、あと何年続くのかな~
ちなみに、曖昧な態度の両親ではありますが、息子のリクエストが高価なものだったり、突然に希望変更があったりした場合だけは、即答で「それはサンタさんが困るんじゃない~⁇💦」と急にサンタ側に立って擁護するのでした。