無言の圧力~言わなくても察してほしい

育児と育自

ある日の午後、小4息子と一緒に、近所のショッピングセンターへ食料品の買い出しに出かけた。

いつも通りの買い物になるはずが、あんな圧力をかけられることになるなんて…

食料品エリアへ向かう途中、息子が突然、「あっ サーティワン!」と叫んだ。
視線の先には、隣接するサーティワン・アイスクリームのお店。

今まで何十回も来た場所なのに、どうして今さら「存在に初めて気付いた」なリアクションができるの?
本格演技派俳優なの??

「今日は食料品の買い物だけだから。
また今度お父さんと来たらいいよ」
(意訳:お父さんのお小遣いで食べさせてもらったらいいよ。)

息子、黙す。

お、今日は物分かりが早い。
高学年にもなると、やはり成長したか?

少し感心しながら、そのまま通過する…

はずが、なぜか私の体が、ふらふらとアイスクリームのショーケースに吸い寄せられた。

アカン、過労で目眩が…

じゃなく、小さな体が全力を傾け、私の進路を「幅寄せ」してるじゃないの!?

完全に油断した。

ねぇ、息子よ。
無言で体で訴えかけるより、たった一言、「食べたい」って言葉にしよう?

が、ふと気付いた。

この筋金入りの「察して」ちゃんスタイル、どこか既視感が…

それ、母譲り。

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